NPO法人日本ネイリスト協会(JNA)は、第6号となる「ネイル白書2020」を発刊した。2008年に初めて発刊された「ネイル白書」には、ネイル産業の関係者にとって最新の動向を把握するための指針として役立つデータが網羅されている。ネイル産業の市場規模の推移やネイルサロン、消費者の動向など、ネイルビジネスの「今」が解る一冊といえる。
ネイル事業を展開するメーカー/ディーラー(卸業者)/スクール/ネイルサロン/ヘアサロンといった様々な企業に対するアンケート及びヒアリングに加えて、消費者の意識についての調査などを実施してまとめてある。
ここではネイルマーケットを、「ネイルサービス市場」「ネイル製品市場」「ネイル教育市場」に分けて調査、分析している。
●市場規模の推移
2015年以降のネイル産業市場は前年比1%前後の増加を続けており、2018年の推計で 2,296億円となっている。2019年には2,321億円となる見込み、2020年には2,344億円と予測している。ネイルサービス市場は2005年の427.5億円から2015年には1,655億円へと急成長し、ネイル市場の成長をけん引してきたが、2015年以降の増加は緩やかで2018年で1,716億円となっている。消費者向けネイル製品市場は減少傾向が続いて、2015年には485億円と500億円を下回っていたが、徐々に増加に転じ、2018年には506億円となっている。
『ネイル白書2020』
■体裁:A4 サイズ、164 頁
■定価:本体 60,000 円+税
■制作:総務委員会 ネイルマーケットリサーチ プロジェクト
■調査協力機関:株式会社富士経済
■2020年1月発刊
■発行:NPO法人 日本ネイリスト協会
お問い合わせ:日本ネイリスト協会
TEL:03-3500-1580