まず本をめくると扉ページに「深く穴を掘れ 佐々木広行」と自筆で堂々と書かれていて、いきなり度肝を抜かれた。
現在の「株式会社プロラボホールディングス」を設立し、代表取締役会長兼CEOになるまでの歴史というか想いが綴られている。
最初から最後まで、経営学のキーワードが散りばめられていて、そのワードをつなげるだけで「経営」の本質が分かってくるような気がする。
コンセプト、ブランディング、会社の未来、決断力、主体変容、共通言語、海外進出、世界一を目指す、業界発展、みんなの幸せ、ファミリー、同じベクトル、健康寿命に延伸、、、目次を見ているだけでもワクワクしてくる。
経営に無関心の記者にも一つ一つわかりやすく解説してくれる。この書は、経営について深く追求した専門書と言えるだろう。
そして、この書にはもう一つ違った側面がある。
それは、著者佐々木広行という人物の「波乱万丈な人生論」である。
早稲田大学を卒業して社会に出て、いろいろな職業を経験し、山あり谷ありの人生を歩んで、今日に至るまでを赤裸々に語っている。まるでフィクションのようであるが、これはすべてノンフィクションである。どん底から這い上がって頂点にいる現在。やはり、天才経営者と言えるだろう。
彼は頭がいいし、努力家でもあるし、熱い情熱を持っているし、決してあきらめない強い心を持っている。人当たりもいいし、みんなに好かれている、それが人徳というものかもしれない。
彼の生き方そのものが、「人間学」の教科書になっているような気がする。
アメリカ最大級のメディア「ニューヨークタイムズ紙」でも世界で活躍する日本の次世代リーダーに選出されているし、あの「パリコレ」にも進出してあるアパレルブランドの公式パートナーを務めるなど、世界から注目されている。
「世界No.1のインナービューティブランド」を目指して躍進し続けている「進化する佐々木広行」から一時も目が離せない。
久々に読み応えのある経営学の書に出会えた。
四六判/232頁
発行:アチーブメント出版
定価:本体1400円+税
お問い合わせ:プロラボホールディングス広報
TEL:0120-954-604