コラム

服部恵の連載☆過ぎる美学8 美容家ブランディング

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美容家ブランディングNO8【お客様にとってブランドとは?】

 皆さん、こんにちは。パールケイ服部恵です。個別ブランディングを始めた頃は、サロンメニューを考えるという相談内容がとても多かったのですが、最近はスタッフの雇用・会社設立・セミナー開催・イベント企画・HP作成・商品開発など、様々な相談を受けるようになりました。先日、ブランディング体験に来たAさんは、自分の理論を確立したいのと、スタッフの雇用のことなど、色々課題があって何から行動するべきなのかを悩んでいたのですが、話をすると一番やりたいことが「オリジナル理論を広めること」だったので、やるべきことが明確になりました。やはり、何かを進めるためには物事を明確にしなければいけません。ブランディングは、まず自分の心を整理整頓することがスタートです。これができないと、次のステップに進めません。
 今まで皆さんにお伝えしてきたことは、ブランディングに必要な要素、①その人自身、②お店の名前、③ロゴマーク、④テーマカラー、⑤HP・ソーシャルメディア、⑥商品でしたね。これを実践してどのような状態になると《ブランディング成功》と言えるのでしょうか?それは、お客様のお声が答えになるのです。

 お客様にとって、サロンがブランディング化されていると、
「ハリ肌と言えば、パールケイね。」「チョコレートと言えば、パールケイね」
など言われるようになります。この意味は、サロン(パールケイ)に行くことで
「毎回ハリ肌になるし、絶対的に綺麗になるし、迷わずこれが言えるし、パールケイと言えばハリ肌、パールケイと言えばチョコレートが思い浮かぶ」など、言われることが決まってくるようになります。こうなると、他のサロンと差別化できているのです。

 例えば、マクドナルドは黄色のMと赤。吉野家はオレンジ。コカコーラは赤と白。というように、企業イメージがすぐ出てくるのは、ブランディング化されているからです。はじめに伝えたように、高級=ブランドではありません。ただ、サロンがブランディングでうまくいくと、価格競争に巻き込まれなくなって価格をアップできるので、高級ブランドのようなサロン作りをしたい場合は、ブランディングは必ず必要です。

ブランディングは多くのサロンの中に埋もれて区別がつかなくなるのが、一番悪いパターンです。そして、信頼されない・不安要素があるというのも問題です。良いパターンは差別化ができていて、特徴が明確で、安心・安全・信頼できる、ということです。これが揃ってこそ、ブランディングが成り立ちます。ですが、1度ブランディングができても、信頼を失うと今までの努力が水の泡になってしまいます。万一何か事件が起きると、誠意を持って対応をするわけですが、逆に対応するその姿勢によって、信頼が以前よりも増すパターンもありますよね。
 皆さんのサロンは、お客様にとってブランディング化されていますか?ぜひお客様にアンケートで「○○(サロン名)と言えば、何が思い浮かびますか?」と聞いてみてください。改めて聞くと、色んな意見が出てきて、楽しいし、勉強になりますよ。

 

☆服部恵☆

エステティックサロンパールケイ、服部恵健康エステ学園、EMA~エステが天職と思うエステティシャンの会~代表。株式会社ミロワール代表取締役。
エステティックグランプリ顧客満足サロン部門全国1位、フェイシャル技術部門2位。日本エステティック協会エステティックコンテスト関西準優勝・全国3位。新規予約最高250名待ち。
結果が出る「技術」を構築するべく、フランス・バリ・中国・韓国・ハワイ・香港・タイ・カンボジア等自ら足を運び世界の美を追求し、【美筋形成®・服部式骨筋小顔®】構築。書籍・DVD多数出版。現在サロンワークを主に、美容家ブランディング・技術構築・セミナー講師等の活動を行う。2013年自宅サロンの頃から夢であった、ビューティーワールドジャパンメインステージ登壇、過去最多800名動員。国内外の医学会で講演も行う。

http://ameblo.jp/esthe-m-h/
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