このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。
第8号では、「巻き爪予防につながるおすすめグッズ編」をご紹介します。
足の爪の形状がまっすぐではなく、カーブを描き曲がった状態のことを巻き爪と呼びますが、その原因のひとつに「足に合わない靴」の装着と言われています1)。
1. 足と靴のサイズは、合っていますか?
靴のサイズは、自分の足よりも手の指1本くらい大きいサイズ(捨て寸)が適切です。インソールが取り外せる靴は、取り外してサイズを見てみましょう。取り外せない場合は、靴の上から親ゆびの位置を触れて確認してみましょう。
2. 靴の紐は、きちんと結んでいますか?
上の写真は、一見同じ靴のように見えますが、紐の結び方が違います。足の爪に変形や痛みが生じたり、また足の指が曲がって変形している方の多くは、左の写真のように、紐をゆるく結んでいることが多いです。日本では、家に帰ると靴を脱ぐ習慣があるため、脱着がしやすいように紐をゆるめに結んだり、紐がないタイプの靴を履く方が多いですね。 右の写真のように、靴紐をしっかり結ぶことで、足が足首の位置で固定され、歩行時に靴の中で足が前にずれることを予防します。つま先に痛みや変形がある方は、今日からまず靴の履き方を見直してみましょう。
3. 足の爪と指の変形の予防につながるおすすめグッズ
足には、片足26個の骨があり、33箇所の関節が足の柔軟性を作り、約20個の筋肉が足の動きをコントロールし、そして100以上の靭帯が体全体の構造を支えています。これらがなんらかの原因で形状が崩れてしまうことで、様々な痛みや変形が起こります。
写真左:コンフォートサポートソックス(CSソックス)
写真右:ケアソク for walking
足の爪と指の変形の予防につながるお手軽なおすすめグッズのひとつとして、靴下の装着があります。靴下の中でも、足のアーチをしっかりサポートするような作りになっているもの(写真左)は、まるでテーピングやインソール(靴の中敷)を装着しているような感覚になります。また、最近では、靴下の中の指先が、5つの袋に分かれていて、一見では5本指ソックスに見えない靴下(写真右)も登場しています。これらは、アーチサポートや踵のクッションも内蔵されているため、とても快適な歩行を導いてくれます。
病院や専門店に行くほどではなく、セルフケアレベルでなんとか足指の悩みを改善したい方には、おすすめです。
おわりに
巻き爪による違和感や痛みは、靴の改善や靴下の工夫をするだけで、緩和するステージの方も多くいます。爪だけをなんとかよくしようと思わずに、これらの見直しをしてみることは、再発予防にもつながるため、一つの視点として取り入れてみてはいかがですか。
参考文献:
1) Bryant A, Knox A.(2015)Ingrown toenails: the role of the GP. Australian Family Physician. 44: 102-105.
おすすめグッズ
コンフォートサポートソックス:
公式ホームページ
http://5comfortshop.com
ケアソク for walking: 山忠株式会社
公式ホームページ
https://www.caresoku.com
桜井 祐子
フットケアスペシャリスト(足のケア専門家)
博士(スポーツ医学)
足の専門店 PEDI CARE 代表(横浜)
足の専門校 SCHOOL OF PEDI 校長(横浜)
一般社団法人日本トータルフットマネジメント協会 理事長
一般社団法人足育研究会 経営企画委員
日本フットケア学会 会員
日本靴医学会 会員
日本臨床スポーツ医学会 会員
足の問題を様々な視点から保存的に改善するために、ドイツ式メディカルフットケア ポドロギーをベースとした角質ケア、足爪ケア、巻き爪ケア、リフレクソロジー、ボディケア、インソール作成、靴調整などのトータルフットケアを提供するフットケアサロンを開設。足の専門家育成のために、医師・看護師・介護福祉士・セラピスト向けにスクールで指導にもあたる。著書に「サロンワークに役立つ実践フットケア」(フレグランスジャーナル社)。 NHK出演、書籍、雑誌執筆、講演多数。
JTFA web: http://www.japanfoot.or.jp
足育研究会 web: http://www.sokuiku.jp/
Salon web: http://www.globalcare.co.jp/
School web: http://school.pedicare.jp/
皆さん、こんにちは。パールケイ服部恵です。個別ブランディングを始めた頃は、サロンメニューを考えるという相談内容がとても多かったのですが、最近はスタッフの雇用・会社設立・セミナー開催・イベント企画・HP作成・商品開発など、様々な相談を受けるようになりました。先日、ブランディング体験に来たAさんは、自分の理論を確立したいのと、スタッフの雇用のことなど、色々課題があって何から行動するべきなのかを悩んでいたのですが、話をすると一番やりたいことが「オリジナル理論を広めること」だったので、やるべきことが明確になりました。やはり、何かを進めるためには物事を明確にしなければいけません。ブランディングは、まず自分の心を整理整頓することがスタートです。これができないと、次のステップに進めません。
今まで皆さんにお伝えしてきたことは、ブランディングに必要な要素、①その人自身、②お店の名前、③ロゴマーク、④テーマカラー、⑤HP・ソーシャルメディア、⑥商品でしたね。これを実践してどのような状態になると《ブランディング成功》と言えるのでしょうか?それは、お客様のお声が答えになるのです。
お客様にとって、サロンがブランディング化されていると、
「ハリ肌と言えば、パールケイね。」「チョコレートと言えば、パールケイね」
など言われるようになります。この意味は、サロン(パールケイ)に行くことで
「毎回ハリ肌になるし、絶対的に綺麗になるし、迷わずこれが言えるし、パールケイと言えばハリ肌、パールケイと言えばチョコレートが思い浮かぶ」など、言われることが決まってくるようになります。こうなると、他のサロンと差別化できているのです。
例えば、マクドナルドは黄色のMと赤。吉野家はオレンジ。コカコーラは赤と白。というように、企業イメージがすぐ出てくるのは、ブランディング化されているからです。はじめに伝えたように、高級=ブランドではありません。ただ、サロンがブランディングでうまくいくと、価格競争に巻き込まれなくなって価格をアップできるので、高級ブランドのようなサロン作りをしたい場合は、ブランディングは必ず必要です。
ブランディングは多くのサロンの中に埋もれて区別がつかなくなるのが、一番悪いパターンです。そして、信頼されない・不安要素があるというのも問題です。良いパターンは差別化ができていて、特徴が明確で、安心・安全・信頼できる、ということです。これが揃ってこそ、ブランディングが成り立ちます。ですが、1度ブランディングができても、信頼を失うと今までの努力が水の泡になってしまいます。万一何か事件が起きると、誠意を持って対応をするわけですが、逆に対応するその姿勢によって、信頼が以前よりも増すパターンもありますよね。
皆さんのサロンは、お客様にとってブランディング化されていますか?ぜひお客様にアンケートで「○○(サロン名)と言えば、何が思い浮かびますか?」と聞いてみてください。改めて聞くと、色んな意見が出てきて、楽しいし、勉強になりますよ。
☆服部恵☆
エステティックサロンパールケイ、服部恵健康エステ学園、EMA~エステが天職と思うエステティシャンの会~代表。株式会社ミロワール代表取締役。
エステティックグランプリ顧客満足サロン部門全国1位、フェイシャル技術部門2位。日本エステティック協会エステティックコンテスト関西準優勝・全国3位。新規予約最高250名待ち。
結果が出る「技術」を構築するべく、フランス・バリ・中国・韓国・ハワイ・香港・タイ・カンボジア等自ら足を運び世界の美を追求し、【美筋形成®・服部式骨筋小顔®】構築。書籍・DVD多数出版。現在サロンワークを主に、美容家ブランディング・技術構築・セミナー講師等の活動を行う。2013年自宅サロンの頃から夢であった、ビューティーワールドジャパンメインステージ登壇、過去最多800名動員。国内外の医学会で講演も行う。
http://ameblo.jp/esthe-m-h/
http://pearl-k.com/
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このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。
第7号では、「足の爪ケアの仕方 巻き爪編」をご紹介します。
巻き爪とは、爪の両側が巻き込んだ状態のことをさします、主に親指に生じやすいですが、他の指にも生じることもあります。圧迫を受けると痛みを伴い、また爪の周りの皮膚へ食い込んで炎症を起こすことで爪囲炎(そういえん)を起こすこともあります1)。
巻き爪かどうかの判断は、爪湾曲指数(そうわんきょくしすう:Curve Index、またはHeight Index)を算出することで基準値をみることが可能です。爪湾曲指数とは、上の写真のように、爪の真正面方向からみた「爪の高さ÷横幅×100」で算出した数値で、単位は%です。巻き爪は、その計算式により算出された数値が30%以上だと、巻き爪の可能性があると言われています2) 3) 4)。
巻き爪の原因は、不適切な爪切り、足に合わない靴、外傷、遺伝、外反母趾、年齢、β遮断薬の使用、乾癬、爪水虫、SLE、川崎病などが関与していると報告がありますが、最近では、歩行時の爪先にかかる重力に対する爪への圧力の不足による影響とも報告されています5) 6) 7) 8)。
巻き爪がひどくなると、痛みを伴うこともあり、痛みは、歩行を困難にさせてしまいますね。そんな事態にならないように自宅でできる「巻き爪ケア」の方法を3種類ご紹介します。
1. 爪の周りの洗浄
巻き爪のセルフケアでまず最も大切なことは、爪の周りをきちんと洗い、清潔に保つことです。歯と歯の間の汚れをしっかりブラッシングする要領で、足の爪と皮膚の間の溝に溜まった汚れなどを泡立てた洗剤で優しく掻き出しましょう。爪の周りをしっかり洗い、しっかり水分を拭き取り、清潔に保つことで、巻き爪による痛みや状態の悪化を防ぐことができます。
2. 巻き爪テーピング
爪の両側、もしくは先端部で、爪が皮膚にあたって違和感や痛みを感じる場合は、テープを使って、爪と皮膚の境界を離してみましょう。軽度の食い込みの場合は、楽になることが多いです。
3. コットンケア
コットンを縦長に裂いて細く捻り、爪の先端部の白くなっているところに入れ込んでみましょう。コットンは多すぎず、少なすぎず、爪の下にクッションがあるような感じで心地いい感覚が適量です。指先に力を入れたときに違和感があるようだと多すぎます。決して、爪の先端部の白いところを無理に押し広げるようにギュウギュウ詰めたりしないようにしましょう。捻りコットンは、爪の周りを洗ってから行いましょう。
おわりに
強い痛みを伴う巻き爪は、陥入爪(かんにゅうそう)と呼ばれ、爪の周りの皮膚に爪が食い込み炎症が起きている可能性が考えられます。その場合は、まずは炎症を抑えるために、お近くの皮膚科の受診をされることをお勧めします。病院に行くほどでもない軽度の場合は、足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)に相談してみましょう。次回は、巻き爪予防につながるおすすめグッズをご紹介いたします。
参考文献:
1) 高山かおる.(2016)陥入爪・巻き爪の治療戦略. Monthly Book Derma, 243: 55-62.
2) Lee JI, Lee YB, Oh ST, Park HJ, Cho BK. (2011) A clinical study of 35 cases of pincer nails. Annals of Dermatology. 23: 417-423.
3) Jung DJ, Kim JH, Lee HY, Kim DC, Lee SI, Kim TY. (2015) Anatomical characteristics and surgical treatments of pincer nail deformity. Archives of Plastic Surgery. 42: 207-213.
4) 桜井祐子, 田辺解, 久野譜也. 中高年女性の巻き爪に対する歩行矯正を施した歩行トレーニングの効果に関する研究. 日本臨床スポーツ医学会誌. 27(2), 2019.
5) Bryant A, Knox A.(2015)Ingrown toenails: the role of the GP. Australian Family Physician. 44: 102-105.
6) Heidelbaugh JJ, Lee H.(2009)Management of the ingrown toenail. American Family Physician. 79: 303-308.
7) Sano H, Ichioka S.(2012)Influence of mechanical forces as a part of nail configuration. Dermatology. 225: 210-214.
8) Tully AS, Trayes KP, Studdiford JS.(2012)Evaluation of nail abnormalities. American Family Physician. 85: 779-787.
桜井 祐子
フットケアスペシャリスト(足のケア専門家)
博士(スポーツ医学)
足の専門店 PEDI CARE 代表(横浜)
足の専門校 SCHOOL OF PEDI 校長(横浜)
一般社団法人日本トータルフットマネジメント協会 理事長
一般社団法人足育研究会 経営企画委員
日本フットケア学会 会員
日本靴医学会 会員
日本臨床スポーツ医学会 会員
足の問題を様々な視点から保存的に改善するために、ドイツ式メディカルフットケア ポドロギーをベースとした角質ケア、足爪ケア、巻き爪ケア、リフレクソロジー、ボディケア、インソール作成、靴調整などのトータルフットケアを提供するフットケアサロンを開設。足の専門家育成のために、医師・看護師・介護福祉士・セラピスト向けにスクールで指導にもあたる。著書に「サロンワークに役立つ実践フットケア」(フレグランスジャーナル社)。 NHK出演、書籍、雑誌執筆、講演多数。
JTFA web: http://www.japanfoot.or.jp
足育研究会 web: http://www.sokuiku.jp/
Salon web: http://www.globalcare.co.jp/
School web: http://school.pedicare.jp/
この春、NPO法人日本ネイリスト協会ではフットケア知識検定が始まります。
基本の技術が身についている方に、きちんとしたフットケアの知識を身につけていただき、サロンワークに従事していただくための知識検定といえます。
セミナー受講後、筆記テストが行われるようになります。
このコラム《今どきネイル 1》で掲げた、〈ネイリストとしてさらなる高みを目指す〉を参照してほしい。
以下の4条、『2 カウンセリング力を上げる』ためにも、必須の資格となってくるでしょう。
☆
ネイリストがさらなる高みを目指す当たり前の4条
1 技術力をあげる
2 カウンセリング力をつける(知識、判断力、経験)
3 接客力を上げる
4 ネイリストとしての品格を考える
最近の調査でもネイルサロンを検索する方の検索キーワードとしてフットケアが急上昇しているらしい。これは嬉しいことです。
もう一つ、人気の検索キーワードは『ネイルケア』。
もちろん、このネイルケアは、ジェルをつける前のドライケア=プリパレイション(下準備)ではありません。
強くお伝えしておきましょう!
『ドライケアは、ケアにあらず』
本物のプロが施す、ウォーターケアをケアと呼ぶのです。
こういったトレーニングを積んだ、プロならではの、プロじゃなければ行えない技術だからこそネイルサロンにお客様は来ていただけるのです。
まさにフットケアは、プロ技がモノを言います。
巻爪ケアのお手伝いもネイリストならではの技術があります。
美しく、健康でいられるためのプロ技。
これこそ、お客様が喜んでくださり、必要としてくださるものです。
ネイリストのみなさん、初夏までに、ご準備あれ。
☆ 木下美穂里 ☆
美容家 ネイリスト&メークアップ アーティスト
エイジングケアコスメ「ビュートリー」のプロデュース
木下ユミ・メークアップ&ネイル アトリエ校長
ネイルサロン「ラ・クローヌ」代表
NPO法人日本ネイリスト協会 理事 企画委員長
一般社団法人一生美容に恋する会 理事
一般社団法人日本化粧品検定協会 顧問
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こんにちは、ハリ肌専門サロンパールケイ、服部恵です。先日、個別ブランディングを受けられているAさんより、下記のご感想をいただきました。
****************
ブランディングを始めるまでは、ぼんやりと「リラクゼーションサロン」から「エステサロン」へ変えたいと思っていましたが、回が進む毎に自分の意識が変わりました。
今までの自分を振り返ったり、プロフィールを作ったりしたことで、自分がどんなサロンにしていきたいのか、どんな思いを持っていたのか、どう変わりたいのかが具体的になりました。
恵先生が自然に引き出してくれるので、後は実行するだけだと思っています。
****************
この感想をいただいてから半年後、ブランディングを受けられる前はフェイシャルのお客様が3割だったAさんのサロンが、現在は割合が逆転し7割以上になっています。
思いが漠然としている時は、それが自分でやりたいことなのかがわからないこともありますが、引き出したら明確になります。ブランディングは、ぼんやりしていることをまとめ、それを行動に移し、形にすることが大切です。2019年は年号も変わり、新たなスタートに適した年なので、皆さんも思いを形にできる1年になることを願っております。
さて、前回までに、ブランディングに必要な要素
①その人自身
②お店の名前
③ロゴマーク
④テーマカラー
⑤HP・ソーシャルメディア
についてお伝えいたしました。
今回は必要な要素の最後となる「⑥商品」についてお伝えいたします。
普段皆さんは、自分のことを知らない方に思いや仕事をアピールする時は、何をしますか? SNSなどのツールはあるとしても、一番基本は《言葉で伝えること》ですよね。思いを言葉に乗せて直接相手に伝えることは、最良の手段だと思います。ですが体は一つなので、時間や場所が限られます。今はオンラインでも話ができるので、私もZOOMなどのオンライン会議室(テレビ電話のようなネットを通じてデータなども共有できるシステム)を利用し、遠方の方とお話しているので、一昔前より場所を選ばず、誰でも何処でもすぐに会えるような環境はできてはいるものの、それでも時間は限られます。そんな時に働いてくれるのが、商品です。
ブランディングは自分自身の軸を固めるのが基本ですが、それを一人で認識するだけの自己満足になってはいけません。一人でも多くの方に、その思いややっていることを広めなければ意味がありません。そのツールとして、商品が活用できるのです。私が実際そうでした。ハンド技術を多くの方に伝えるために、直接会って伝えられるのは限られた人数ですが、書籍・DVDが発売され、さらにマッサージクリームを製造したら、商品が自然と広めてくれました。サロンでもそうです。セルフマッサージの大切さを伝えるためには、手技だけではなくクリームの使い方も伝えて商品を出した方が、モノという形があるので、たくさんの方に伝わりやすいです。現在はハリ肌に特化したオリジナル基礎化粧品「Umi」を作ったので、それが私の分身になってくれています。
商品は、オリジナルでなくても伝わりますが、あれもこれもという風にたくさんの物を伝えるよりも、メインの商品を決めた方が印象に残ります。ぜひ皆さんも、自分の代名詞となる商品を決めて活動されてはいかがですか?
☆服部恵☆
エステティックサロンパールケイ、服部恵健康エステ学園、EMA~エステが天職と思うエステティシャンの会~代表。株式会社ミロワール代表取締役。
エステティックグランプリ顧客満足サロン部門全国1位、フェイシャル技術部門2位。日本エステティック協会エステティックコンテスト関西準優勝・全国3位。新規予約最高250名待ち。
結果が出る「技術」を構築するべく、フランス・バリ・中国・韓国・ハワイ・香港・タイ・カンボジア等自ら足を運び世界の美を追求し、【美筋形成®・服部式骨筋小顔®】構築。書籍・DVD多数出版。現在サロンワークを主に、美容家ブランディング・技術構築・セミナー講師等の活動を行う。2013年自宅サロンの頃から夢であった、ビューティーワールドジャパンメインステージ登壇、過去最多800名動員。国内外の医学会で講演も行う。
http://ameblo.jp/esthe-m-h/
http://pearl-k.com/
このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。
第6号では、「足の爪ケアの仕方 深爪編」をご紹介します。
爪先の皮膚から離れた白いところは、爪甲遊離縁(そうこうゆうりえん-free edge)と呼び、爪が長く伸びると切る部分ですね。第4号でお伝えした足爪の理想的な長さや形状(https://www.beauty-up.jp/rensai/rensai5/4.html)は、指と同じ長さで、スクエアオフという形状でしたが、爪甲遊離縁をすべて残らず切ってしまうのが深爪です。深爪をすると、爪の周りの皮膚が盛り上がり、爪がどんどん皮膚の中に埋まってしまい、巻き爪や陥入爪(かんにゅうそう)という爪が皮膚に刺さり炎症を起こす原因になったり、指先に力が入りにくくなり、立った時に不安定になります。
足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)がいるフットケアサロンでは、家庭用の爪切りで爪を深く切り込み、爪の両サイドの切り残しが皮膚に刺さり、痛い→炎症→我慢→どんどん切り込む の繰り返しをしている深爪さんのケアを専門的に行っています。皮膚の炎症がない時に、B/S Spange(ビーエス スパンゲ)というドイツ製の透明な爪補正板を爪に専用接着剤で貼り付けて、皮膚に深く入り込んでしまった爪を埋まらないように持ち上げます。その後に、バラのトゲのような形状になっている爪の切り残しを専用ニッパーでカットします。また、何年も深爪を繰り返し、爪が縮まって伸びなくなってしまった爪には、専用のジェルなどを使って、人工的に爪を理想的な長さや形状に作ることも可能です。皮膚に炎症があり、靴を履くのも辛い痛みがある場合は、皮膚科で治療する必要があります。医療機関やフットケアサロンに行く前に、自分で予防できるセルフケア法があります。
自宅でできる「深爪ケア」の方法を3種類ご紹介します。
1. 深爪テーピング
爪が皮膚に入り込んでしまい、なかなか伸びなかったり、爪の周りの皮膚が硬くなり違和感がある場合は、爪の横の皮膚にテープを貼り、爪から皮膚を引き剥がすように貼ってみましょう。テープは、ドラッグストアなどに売っている伸縮テープで構いません。テープ貼付後、引き伸ばすのは、テープの端から約1.5センチくらいまでとし、テープの端から端まですべてを強くひっぱり伸ばして指に巻きつけると、血流が悪くなるので気をつけましょう。 爪と皮膚が離れることで、食い込みが緩和し楽になることが多いです。
2. 綿棒で爪の周りのケア
長年深爪を繰り返していると、爪の周りの皮膚が硬くなったり、甘皮が溜まりやすくなり、爪の伸びが遅くなったり、爪が厚くなることがあります。綿棒に乳液などを塗布し、爪と皮膚の間に溜まった角質や汚れを優しく掻き出してみましょう。お風呂で足や爪周りをブラシで洗い清潔にしてから行うとなおいいでしょう。(第1回連載をご参照:https://www.beauty-up.jp/rensai/rensai5/post-42.html)
3. コットンケア
爪の皮膚の間を清潔な状態にした後に、米粒大のコットンを耳かきのようなもので隙間に入れ込むと、緩衝材となり、爪が皮膚に埋まらないようになります。コットンの量が多すぎたり、深く入れ込みすぎると痛みの原因になるので注意しましょう。また、長期間入れっぱなしも不衛生なため、こまめに取り替えましょう。
おわりに
深爪を繰り返している方は、是非試してみてください。
炎症を繰り返していたり、痛みが強い場合は、医療機関(皮膚科)へ思い切って足を運んでみましょう。 病院に行くほどでもない場合は、足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)に相談してみましょう。爪の切り方だけではなく、足に合った靴選び・履き方の指導も丁寧に教えてくれるでしょう。
参考文献:
桜井祐子, サロンワークに役立つ実践フットケア, フレグランスジャーナル社, 2011
桜井祐子 yuko sakurai
足の専門店PEDI CARE 代表
足の専門校SCHOOL OF PEDI 校長
一般社団法人日本トータルフットマネジメント協会 理事長
一般社団法人足育研究会 経営企画委員 フットケア部会
筑波大学大学院人間総合科学研究科修了 体育学修士
足の問題を様々な視点から保存的に改善するために、ドイツ式メディカルフットケア ポドロギーをベースとした角質ケア、足爪ケア、巻き爪ケア、リフレクソロジー、ボディケア、インソール作成、靴調整などのトータルフットケアを提供するフットケアサロンを開設。足の専門家育成のために、医師・看護師・介護福祉士・セラピスト向けにスクールで指導にもあたる。著書に「サロンワークに役立つ実践フットケア」(フレグランスジャーナル社)。 NHK出演、書籍、雑誌執筆、講演多数、現在筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学専攻博士課程にてフットケアの研究活動を行っている。
JTFA web:
足育研究会 web:
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School web:
The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア6 first appeared on ビューティーuP.]]>こんにちは、美チョコエステティシャン、服部恵です。前回までに、ブランディングに必要な要素
①その人自身
②お店の名前
③ロゴマーク
④テーマカラー
についてお伝えいたしました。今回はその続きです。
⑤HP・ソーシャルメディア
SNSの普及により、今までよりも増して、HPやSNSはただ発信しているだけでは意味がなくなってきました。一時期は、発信している人が少なかったので、ブログを書いているだけで集客に結びついていましたが、Facebook、Instagram、ブログ、LINE@等、ツールも多くなり、中には「サロンよりもSNSに投稿する作業の方が忙しい」という、本末転倒になっている方もいます。
そして、集客目的で始めたSNSが、知人がイイネをしてくれて、仲の良い人からコメントをもらう、という流れが普通になってくると、本来の目的を忘れ、食事に行った時や可愛く撮れた自撮り写真などで、自己満足の投稿が多くなってしまいます。集客目的でなく、コニュニケーションを取るだけのためにしているなら良いのですが、集客やブランディング目的の場合は、必ず目的を持って投稿する必要があります。
そして以前は集客媒体に掲載すると、その情報だけで予約が入ったのですが、現在お客様は集約媒体を見てからサロンを検索し、HPやSNSにたどり着きます。それらはサロンの顔とも言えるツールなので、お客様が予約をするかしないかを、そこで判断されます。
ブランディングで必要なHP、SNS作りは、ターゲットを絞って、自分の得意なことが一目でわかるように打ち出し、それぞれの投稿をHP、各SNSに合わせて変えることです。SNSは全て一緒の内容を投稿しても、ムダになるケースがあります(HPはサロン問い合わせに誘導するためにわかりやすく、Facebookは写真と文章、Instagramは写真とハッシュタグ、ブログは想いや人柄、LINE@は気軽さとコミュニケーション等、それぞれポイントが異なるため)。
私は2008年からブログを開始し、人生が変わるような出逢いがたくさんありました。人によって効果が出るツールは様々ですが、私にとってはブログが一番で、今でもそうです。当時は、仕事内容や日々の出来事も書いていましたが、それよりも、想いをどんどん書いて、思考・人柄が伝わるように、ということに集中しました。
その後、HPに想いをまとめて掲載したら、そこからの問い合わせが多くなり、Facebookを始めたら新たな人のつながりや集客に結び付きました。
時代によって、これらの使い方は変わってきています。今はInstagramやLINE@、メルマガに力を入れ、徐々に成果が現れてきています。
あなたのHPは、何を伝えたいかが表現されていますか?SNSは種類によってやり方を変えていますか?自己満足になっていませんか?色々実行していても、あまり効果が出ていない場合は、一度全ての目的を考え直してみましょう。
さて、今日の見出しのご挨拶に、美チョコエステティシャン服部恵です、というのを気付いていただけましたか?見出しもブランディングの一つです。これについてはまた後日。
エステティックサロンパールケイ、服部恵健康エステ学園、EMA~エステが天職と思うエステティシャンの会~代表。株式会社ミロワール代表取締役。
エステティックグランプリ顧客満足サロン部門全国1位、フェイシャル技術部門2位。日本エステティック協会エステティックコンテスト関西準優勝・全国3位。新規予約最高250名待ち。
結果が出る「技術」を構築するべく、フランス・バリ・中国・韓国・ハワイ・香港・タイ・カンボジア等自ら足を運び世界の美を追求し、【美筋形成®・服部式骨筋小顔®】構築。書籍・DVD多数出版。現在サロンワークを主に、美容家ブランディング・技術構築・セミナー講師等の活動を行う。2013年自宅サロンの頃から夢であった、ビューティーワールドジャパンメインステージ登壇、過去最多800名動員。国内外の医学会で講演も行う。
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皆さん、こんにちは!小倉義人です。
平成最後の”夏”は、「猛暑」以上の『酷暑』なうえ、さらには台風や豪雨なども重なり。これまでに経験の無い、まさに”記憶に残る”夏になっています。
また、そんな夏は《ダイエット》や《ボディメイク》において、「一年を大きく左右する」と言っても”過言”ではない特徴があります。
人間の『習慣(ハビット)』に特化し、その習慣を改善することで、様々な効果へ導くメソッド【ハビットコントロール】をもとに、今回も進めていきます。
今回のテーマは《夏の体型管理》について、”メリット”や”注意点”をご説明します!
フィットネスや美容の専門家の間では「ダイエットは夏の方が成功しやすい」とか「冬の方が痩せやすい」など、様々な論説が謳われています。
これらは上記のように《真逆》の内容も多く、”一般”の人達はもちろん”プロ”の専門家ですら混乱し、振り回されることも多いことでしょう。
それでは、いったい何が正しいのか?
今回は、”机上”ではなく”実践”の現場から生まれ、そして広まった『ハビットコントロール』の観点からご説明したいと思います。
まず、第一に言えることは『夏の方が圧倒的に有利』ということです。
ざっくり列記すると、、、
・気温も暖かくなることで、筋肉が柔軟になり”活動量”も増える
・汗をかくなど体温の調整機能が活発になることで、代謝機能も向上する
・体温上昇を抑えるため”食欲”が低下し、栄養の摂取量が減る
・服装が薄着になり、カラダの各部位が《出る》《見る》《見られる》機会が増え、体型への意識が高まる
…等々、「体温調整による代謝機能」について以外は、寒い冬とは正反対です。
冬に比べて、夏の”メリット”のほうが明らかに多いですよね?
そのため、『ハビットコントロール』的には、「冬より夏の方が痩せやすい」としているのです。
ただし、そんな”夏”にも注意点があります。
・気温が暑くなりすぎると、脱力しすぎて筋力のバランスが崩れることで、体型が崩れることもある
・食欲が低下することで、嗜好があっさり系の”炭水化物”食品などに向き、『糖質過多』&『タンパク質不足』の傾向が強くなる。そのことで、一時的に”体重”は《減少》するが、季節が変わって気温が下がると食欲が一気に増加。リバウンドの可能性も増加する。
…以上になります。
特に、夏の《食欲の低下》は、”体重の減少”にもつながることで「痩せた!」と勘違いしがちです。
しかし、この”体重の減少”は「筋肉量の低下」によるものが大きいため、もちろん”体型”も崩れる。
また、栄養の”摂取量”が足りていなかったことで、食欲が戻った際に《栄養の吸収率》も大きくなり、結果的に秋から冬にかけて「太る」なんて人が多いのです。
まさに、これが【冬太り】の”あるある”。
確かに、「夏が痩せやすい」ことは間違いない。
しかし、”体重減少”などの《カラダの本質》が理解できておらず、少し生活を”間違う”だけで、《秋(10月~)》以降に「悲惨なこと」にもなりかねないということです。
それでは、今回のまとめ...
『夏をどう過ごすかで、来期の”体型”にまで影響する』
これが”結果”を出すための【真実】。
これからも、医師や治療家などの医療従事者も取り入れる『日本発祥の”特別”なメソッド』を毎回紹介していきます。
☆小倉義人
ボディコントロールファクトリー(BCF)代表
2000年より「日本初の芸能界専門パーソナルトレーナー」として数多くのタレントやモデルの体型管理をおこなうとともに、大相撲やボクシング、Jリーグ、プロ野球などの日本を代表するアスリートへの指導をおこなう。医師をはじめとする医療従事者にも師事され、近年は全国各地でセミナー活動も開始。『ハビットコントロール・ダイエット』(マガジンハウス)など著書も多数。
HABIT CONTROL OFFICIAL SITE | 小倉義人のハビットコントロール
皆さん、こんにちは!小倉義人です。
東京では、6月末で梅雨が明け、30℃を超える日が続くなど記録的な暑さになっています。
急な気温の上昇により、女性の多くは体調を崩す人が多い時期でもありますが、そんなときこそ普段の「習慣(ハビット)」が体調にも大きく関わってきます。
人間の『習慣(ハビット)』に特化し、その習慣を改善することで、様々な効果へ導くメソッド【ハビットコントロール】をもとに、今回も進めていきます。
前回は『自身の裸のカラダの絵を描けるか?』ということに言及して話しを進めました。
女性のほとんどは、自身の顔はメイクなどで常に見ることが多く、似顔絵なども描ける人は多い。しかしながら、「いざカラダの絵を描けるか?」となると、描ける人はほとんどいない。
それは、【”顔”は鏡で見ることは多いが、”カラダ”を見ることは少ないから】
特に”ダイエッター”は、「体重計」で常に自身の体重をチェックしたりします。
体重計の数値は見るのに、自身のカラダは見ない。
本当におかしな話しです。
だって、他人は”数値(体重)”なんて見ていないし、見ているのはその人の”見た目(体型)”です。
だからこそ、「小顔になりたい」からと言って、《顔(頭部)の重さ》なんてチェックする人はいない。
チェックするのは、【”顔”そのもの】です。
そして、その顔を「美しく見せる」という面において、代表的な手法は【フェイスメイク(メイクアップ)】。
そして、その手順をカンタンにまとめると《鏡を見る→短所の確認(肌・各パーツ)→短所の改善》です。
では、髪型を整える「ヘアメイク」はどうでしょう?
《鏡を見る→短所の確認(髪のクセ・状態)→短所の改善》です。
それでは、体型に関する『ボディメイク(身体)』はどうでしょうか?
同じメイクの一種ですし、手順は「フェイスメイク(顔)」「ヘアメイク(髪)」となんら変わりません。
本来は、ダイエットは「いかにカラダを美しくみせるか?」という【ボディメイク】の概念であって、「体重を減らすこと」ではありません。
それなら、手法は「フェイスメイク」や「ヘアメイク」と同じでないとおかしいのです。
また、皆さんは、何を気にして「ダイエット」や「肉体改造」をするのでしょう?
「自分のため」なんて”キレイゴト”を無くして言えば、それはやはり《他人の目》。
ほぼ全員が「(他人から)自分がどうみられているか?」を気にして、『いかに自分をよく見せるため』努力する人がほとんどでしょう。
そうなると、自分をいかに客観的に《見る》ということが、何よりも大事。
そのためには、『ボディメイク』も他の”メイク”と同じく、【鏡】が重要になります。
誰も見ていない《重さ(体重)》ではなく、”顔”や”髪”と同じく、他人から見られている【見た目(体型)】を重視することが、ボディメイクの鉄則ということです。
それでは、今回のまとめ...
これが”結果”を出すための【真実】。
今後も、医師や治療家などの医療従事者も取り入れる『日本発祥の”特別”なメソッド』を毎回紹介していきます。
次回もお楽しみに!
☆ 小倉義人 ☆
ボディコントロールファクトリー(BCF)代表
HABIT CONTROL OFFICIAL SITE | 小倉義人のハビットコントロール
このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。
第5号では、「足の爪の保湿・補強ケア」の方法をご紹介します。
爪がもろくて、割れやすい方は、フットケアサロンでも多くご来店されます。
もろくて割れやすい爪(brittle nail / onychorrhexis)は、男性に比べて女性に約2倍多く発生し、ドイツでの無作為抽出群の調査では、20%の方が経験されているとのことです。1) 2) その原因は、刺激の強い石鹸の過度な使用、乾燥、除光液、甲状腺機能低下症、貧血、神経性食欲不振または過食症、経口レチノイド治療後などが報告されています。3)
爪は、第二の皮膚と呼ばれ、皮膚と同じタンパク質・ビタミン・ミネラルが主成分です。手や足の爪は、ケラチンと呼ばれるたんぱく質の層でできています。健康的な爪は、滑らかで強くにごりがない色をしています。爪は、カルシウムでできている!?という声をよく耳にします。確かに、カルシウムも含まれていますが、爪には、わずか0.1%しか含まれておらず、人体に1000〜1200gあるうちの99%は、骨と歯に含まれているそうです。4)
爪を強くするために必要な栄養素を下記に示します。5)
タンパク質
動物性タンパク質は、爪に弾力をもたらし、植物性タンパク質は、爪を丈夫にすると言われています。(肉類・魚介類・卵・乳製品・大豆など)
ビタミン群:
ビタミンA
抗酸化作用。薄い爪を硬く丈夫にします。
(レバー、うなぎ、黄色野菜など)
ビタミンB2
細胞の再生や成長を促進し、新陳代謝を活発にします。
(緑黄色野菜:人参、ほうれん草、アスパラガス、果物:りんご、パパイア
など)
ビタミンC
ささくれ予防、肌にハリを与えシミ・シワの予防
(柑橘類:レモン、オレンジ、ピーマン、トマトなど)
ミネラル
カルシウム
健康な歯、骨、爪を形成するために必須の栄養素。+ビタミンD ○
(乳製品:牛乳、チーズ、豆腐、大豆など)
鉄
体内に酸素を運ぶ働き。不足すると爪がもろくなる可能性あり。
(レバー、ひじき、マグロなど)
亜鉛
抗酸化作用、細胞を活性化させる働き。皮膚や爪の新陳代謝を活発にする。
(魚介類:かき、卵、かぼちゃなど)
「足の爪の保湿・補強ケア」の方法をご紹介します。
足の爪ケアの基本は、第4号をご覧ください。
爪が弱いと感じる方には、3種類のケア法をご紹介します。
爪の保湿ケア:
爪が乾燥して割れやすい方には、化粧水を浸透させ水分補給をしましょう。(事前に、爪周りを清潔に洗って、乾燥させます。)
爪の保湿ケアその2:
爪により潤いを与えたい時は、ビタミン配合のオイルなどを擦り込むこともオススメです。足の爪周りの皮膚は、靴の中での摩擦によりかたくなったり、不衛生になりがちです。爪に水分と油分が含まれた健康的な状態であれば、トラブルの予防が可能です。少量をしっかり爪に刷り込んで浸透させましょう。
爪周りのマッサージ:
爪の伸びが遅かったり、弱い方には、爪の周りを程よく刺激をしてあげましょう。特に、爪の付け根の部分(爪母)は、爪の成長にとって大切な部分です。押したりして血流を促進しましょう。爪の色は、血流の目安になります。ピンク色の爪が健康的です。
爪の補強ケア:
爪が割れやすくもろい方には、ダイヤモンドハードナーやネイルストレンスナーなどと呼ばれる爪の強化剤を爪に塗ることで、爪が割れにくく保護されます。この時、爪先端部の厚みの部分にも塗ると、亀裂の予防にもなります。もろい爪には、1週間に1度くらいのペースで重ね塗りをしましょう。除去する時は、リムーバー(除光液)を使用することで、取り除くことができますが、爪が弱い方は、その使用頻度を極力すくなくしたり、ノンアセトンリムーバーと呼ばれるアセトンの含有率が少ないものを選ぶことで爪に負担が少なくなります。 通常のリムーバーのアセトン含有率が70%に対し、ノンアセトンリムーバーは、30%で爪に優しいです。補強ケアに追加して、保湿ケアをしたい場合は、爪先端部からオイルを塗布し、爪の下や周りの皮膚に浸透させましょう。
おわりに
足の爪にも保湿?と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。足の爪も皮膚の一部です。歩行時に靴の中で圧迫されやすく、割れたり、厚くなったり、変形したりしやすいです。また、夏の素足にサンダルの時期は、地面からの照り返しで乾燥もしやすいです。日頃から足爪にも丁寧に保湿ケアをして、トラブルを未然に防ぎましょう。
異常に薄くてもろく生活に支障が出る場合には、足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)に相談し、爪補強ケアをお願いしてもいいかもしれません。
オススメのケア用品
上から
SNB ダイヤモンドハードナー
http://www.ashi-kutsu-soudan.co.jp/professional/footcare/snb.php
Tip Care Oil
http://www.dunetrading.biz/tipcareoil/index.html
参考文献:
1) 西山茂夫. (2002)爪疾患カラーアトラス. 南江堂. p52.
2) James William, Berger Timothy, Elston Dirk. (2005) Andrews’ Diseases of the Skin: Clinical Dermatology. (10th ed.).
3) Rapini Ronald P, Bolognia Jean L, Jorizzo Joseph L.(2007) Dermatology: 2-Volume.
4) 東禹彦.(1997)爪は病気の警報機.祥伝社.P20.
https://www.bibeaute.com/article/11321
桜井祐子 Yuko SAKURAI
足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)
足の専門店PEDI CARE 代表
足の専門校SCHOOL OF PEDI 校長
一般社団法人日本トータルフットマネジメント協会 理事長
一般社団法人足育研究会 経営企画委員 フットケア部会
筑波大学大学院人間総合科学研究科修了 体育学修士
足の問題を様々な視点から保存的に改善するために、ドイツ式メディカルフットケア ポドロギーをベースとした角質ケア、足爪ケア、巻き爪ケア、リフレクソロジー、ボディケア、インソール作成、靴調整などのトータルフットケアを提供するフットケアサロンを開設。足の専門家育成のために、医師・看護師・介護福祉士・セラピスト向けにスクールで指導にもあたる。著書に「サロンワークに役立つ実践フットケア」(フレグランスジャーナル社)。 NHK出演、書籍、雑誌執筆、講演多数、現在筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学専攻博士課程にてフットケアの研究活動を行っている。
JTFA web:
足育研究会 web:
Salon web:
School web:
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