過ぎる美学 美容家ブランディング

服部恵の連載☆過ぎる美学2 美容家ブランディング

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美容家ブランディングとは?ブランディング前の心構え

 「美容家ブランディング」連載のきっかけになったのは、以前から個別相談を受けていて、相談にくる美容家のかたは、売上げやスタッフ問題ではなく「これからどうやってブログを書いていけば良いか?」「何を打ち出したら良いか?」「自分をどう見せたら良いか?」など、ブランディングを求めることが非常に多いと感じたからです。ブランディングって何?という質問もよく受けるので、今回は美容家ブランディングの意味をお伝えしたいと思います。
 皆さん、ブランドと言うと何を思い浮かべますか?大体の方が、シャネルやヴィトンなどのブランド品を思い浮かべるでしょう。ブランド=時計やバッグ・宝石など、高くて品質が良い物、というイメージでしょうか。そうなると、美容家ブランディングは一見すると、華やかで、綺麗で、洗練されていて、有名で…等、普通の生活とはかけ離れているところを目指し、自分自身を着飾るようなイメージに思われるかもしれません。ですが、それは全く違います。確かに美容業なので綺麗にする事はありますが、自分自身を過大評価する事ではありません。
 まず、ブランドの意味を考えてみましょう。もともとブランドというのは、家畜などに焼印をつけて、他で飼っている家畜と区別するためにできたものと言われています。この起源を考えると、ブランドの目的は「区別するため」と言えます。例えば牛だと、Aは高級な松坂牛、Bは低価格な海外牛としましょう。Aを販売する時は、チラシを見るだけでも高級そうな配色で、木の箱に入れて、ラベルは金色に輝いた、いかにも高そうな感じのイメージ。Bを販売する時は、買いやすさを重視して、目を引くような配色で値段が書かれ、毎日の食卓にお供できるようなイメージ。各イメージは、どう見られたいということで決まります。決して高いお肉が良いのではなく、それぞれの素晴らしさがわかっているから、良さが引き立ちます。美容家ブランディングは「自分自身の分析=イメージ決め」からスタートします。


 SNSが普及し、いわゆる「リア充」を発信する人が増え、リア充写真を撮影する仕事も出てきているくらいですが、果たしてそれが心からの充実と言えるのでしょうか?本当のリア充とは、自分自身の幸せや夢を見つけて、それに向かって輝けるかどうかです。雑誌に載って、有名になるだけが、ブランディングではありません(それがブランディングの場合もありますが)。目の前のお客様を、1、10、100人と、最高に美しく幸せにすることが、美容家にとってはリア充です。それをどのように行うのか、皆さん一人一人にどのようなブランド価値があるのかを見つけるのが、美容家ブランディングです。それはプライベートも含みます。仕事とプライベートのバランスが取れていてこそ、ブランディングが引き立ちます。自分のブランドが確立されると、道が決まり、やる事も決まり、モチベーションも上がります。
 【ブランディングとは、生きかたを決める=人生】です。大げさに聞こえるかもしれませんが、人生の在り方が決まると、人生が豊かになります。皆さんもぜひ、自己ブランドを確立していきましょう。


☆服部恵☆

 
エステティックサロンパールケイ、服部恵健康エステ学園、EMA~エステが天職と思うエステティシャンの会~代表。株式会社ミロワール代表取締役。
エステティックグランプリ顧客満足サロン部門全国1位、フェイシャル技術部門2位。日本エステティック協会エステティックコンテスト関西準優勝・全国3位。新規予約最高250名待ち。


結果が出る「技術」を構築するべく、フランス・バリ・中国・韓国・ハワイ・香港・タイ・カンボジア等自ら足を運び世界の美を追求し、【美筋形成®・服部式骨筋小顔®】構築。書籍・DVD多数出版。現在サロンワークを主に、美容家ブランディング・技術構築・セミナー講師等の活動を行う。2013年自宅サロンの頃から夢であった、ビューティーワールドジャパンメインステージ登壇、過去最多800名動員。国内外の医学会で講演も行う。