Warning: Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/yspice/www/beautyup/index.php:1) in /home/yspice/www/beautyup/wp-content/plugins/all-in-one-seo-pack/app/Common/Meta/Robots.php on line 87

Warning: Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/yspice/www/beautyup/index.php:1) in /home/yspice/www/beautyup/wp-includes/feed-rss2.php on line 8
セルフフットケア | ビューティーuP https://www.beauty-up.jp 「ビューティーUP」は、エステ、ネイル、コスメ、スパ、メーキャップ、スキンケア、ボディケアなど美容全般の新しい情報を提供していきます。 Mon, 22 Apr 2019 12:44:59 +0000 ja hourly 1 桜井祐子の連載☆セルフフットケア8 https://www.beauty-up.jp/rensai/%e6%a1%9c%e4%ba%95%e7%a5%90%e5%ad%90%e3%81%ae%e9%80%a3%e8%bc%89%e2%98%86%e3%82%bb%e3%83%ab%e3%83%95%e3%83%95%e3%83%83%e3%83%88%e3%82%b1%e3%82%a2%ef%bc%98.html Mon, 22 Apr 2019 12:43:34 +0000 http://www.beauty-up.jp/?p=942 このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。   第8号では、「巻き爪予防につながるおすすめグッズ編」をご紹介します。 足の爪の形 […]

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア8 first appeared on ビューティーuP.]]>

このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。

 

第8号では、「巻き爪予防につながるおすすめグッズ編」をご紹介します。

足の爪の形状がまっすぐではなく、カーブを描き曲がった状態のことを巻き爪と呼びますが、その原因のひとつに「足に合わない靴」の装着と言われています1)。

 

1. 足と靴のサイズは、合っていますか?



靴のサイズは、自分の足よりも手の指1本くらい大きいサイズ(捨て寸)が適切です。インソールが取り外せる靴は、取り外してサイズを見てみましょう。取り外せない場合は、靴の上から親ゆびの位置を触れて確認してみましょう。

 

2. 靴の紐は、きちんと結んでいますか?


 
上の写真は、一見同じ靴のように見えますが、紐の結び方が違います。足の爪に変形や痛みが生じたり、また足の指が曲がって変形している方の多くは、左の写真のように、紐をゆるく結んでいることが多いです。日本では、家に帰ると靴を脱ぐ習慣があるため、脱着がしやすいように紐をゆるめに結んだり、紐がないタイプの靴を履く方が多いですね。 右の写真のように、靴紐をしっかり結ぶことで、足が足首の位置で固定され、歩行時に靴の中で足が前にずれることを予防します。つま先に痛みや変形がある方は、今日からまず靴の履き方を見直してみましょう。

 

3. 足の爪と指の変形の予防につながるおすすめグッズ


足には、片足26個の骨があり、33箇所の関節が足の柔軟性を作り、約20個の筋肉が足の動きをコントロールし、そして100以上の靭帯が体全体の構造を支えています。これらがなんらかの原因で形状が崩れてしまうことで、様々な痛みや変形が起こります。



写真左:コンフォートサポートソックス(CSソックス)
写真右:ケアソク for walking

足の爪と指の変形の予防につながるお手軽なおすすめグッズのひとつとして、靴下の装着があります。靴下の中でも、足のアーチをしっかりサポートするような作りになっているもの(写真左)は、まるでテーピングやインソール(靴の中敷)を装着しているような感覚になります。また、最近では、靴下の中の指先が、5つの袋に分かれていて、一見では5本指ソックスに見えない靴下(写真右)も登場しています。これらは、アーチサポートや踵のクッションも内蔵されているため、とても快適な歩行を導いてくれます。

病院や専門店に行くほどではなく、セルフケアレベルでなんとか足指の悩みを改善したい方には、おすすめです。

 

おわりに
巻き爪による違和感や痛みは、靴の改善や靴下の工夫をするだけで、緩和するステージの方も多くいます。爪だけをなんとかよくしようと思わずに、これらの見直しをしてみることは、再発予防にもつながるため、一つの視点として取り入れてみてはいかがですか。

 

参考文献:
1) Bryant A, Knox A.(2015)Ingrown toenails: the role of the GP. Australian Family Physician. 44: 102-105.

おすすめグッズ
コンフォートサポートソックス:
公式ホームページ
http://5comfortshop.com

ケアソク for walking: 山忠株式会社
公式ホームページ
https://www.caresoku.com


桜井 祐子


フットケアスペシャリスト(足のケア専門家)
博士(スポーツ医学)

足の専門店 PEDI CARE 代表(横浜)
足の専門校 SCHOOL OF PEDI 校長(横浜)
一般社団法人日本トータルフットマネジメント協会 理事長
一般社団法人足育研究会 経営企画委員

日本フットケア学会 会員
日本靴医学会 会員
日本臨床スポーツ医学会 会員

足の問題を様々な視点から保存的に改善するために、ドイツ式メディカルフットケア ポドロギーをベースとした角質ケア、足爪ケア、巻き爪ケア、リフレクソロジー、ボディケア、インソール作成、靴調整などのトータルフットケアを提供するフットケアサロンを開設。足の専門家育成のために、医師・看護師・介護福祉士・セラピスト向けにスクールで指導にもあたる。著書に「サロンワークに役立つ実践フットケア」(フレグランスジャーナル社)。 NHK出演、書籍、雑誌執筆、講演多数。

JTFA web: http://www.japanfoot.or.jp
足育研究会 web: http://www.sokuiku.jp/
Salon web: http://www.globalcare.co.jp/
School web: http://school.pedicare.jp/

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア8 first appeared on ビューティーuP.]]>
桜井祐子の連載☆セルフフットケア7 https://www.beauty-up.jp/rensai/%e6%a1%9c%e4%ba%95%e7%a5%90%e5%ad%90%e3%81%ae%e9%80%a3%e8%bc%89%e2%98%86%e3%82%bb%e3%83%ab%e3%83%95%e3%83%95%e3%83%83%e3%83%88%e3%82%b1%e3%82%a2%ef%bc%97.html Fri, 01 Mar 2019 05:10:01 +0000 http://www.beauty-up.jp/?p=818   このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。   第7号では、「足の爪ケアの仕方 巻き爪編」をご紹介します。  巻き […]

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア7 first appeared on ビューティーuP.]]>

 

このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。

 

第7号では、「足の爪ケアの仕方 巻き爪編」をご紹介します。

 巻き爪とは、爪の両側が巻き込んだ状態のことをさします、主に親指に生じやすいですが、他の指にも生じることもあります。圧迫を受けると痛みを伴い、また爪の周りの皮膚へ食い込んで炎症を起こすことで爪囲炎(そういえん)を起こすこともあります1)



巻き爪かどうかの判断は、爪湾曲指数(そうわんきょくしすう:Curve Index、またはHeight Index)を算出することで基準値をみることが可能です。爪湾曲指数とは、上の写真のように、爪の真正面方向からみた「爪の高さ÷横幅×100」で算出した数値で、単位は%です。巻き爪は、その計算式により算出された数値が30%以上だと、巻き爪の可能性があると言われています2) 3) 4)

巻き爪の原因は、不適切な爪切り、足に合わない靴、外傷、遺伝、外反母趾、年齢、β遮断薬の使用、乾癬、爪水虫、SLE、川崎病などが関与していると報告がありますが、最近では、歩行時の爪先にかかる重力に対する爪への圧力の不足による影響とも報告されています5) 6) 7) 8)

巻き爪がひどくなると、痛みを伴うこともあり、痛みは、歩行を困難にさせてしまいますね。そんな事態にならないように自宅でできる「巻き爪ケア」の方法を3種類ご紹介します。


1. 爪の周りの洗浄



巻き爪のセルフケアでまず最も大切なことは、爪の周りをきちんと洗い、清潔に保つことです。歯と歯の間の汚れをしっかりブラッシングする要領で、足の爪と皮膚の間の溝に溜まった汚れなどを泡立てた洗剤で優しく掻き出しましょう。爪の周りをしっかり洗い、しっかり水分を拭き取り、清潔に保つことで、巻き爪による痛みや状態の悪化を防ぐことができます。

 

2. 巻き爪テーピング



爪の両側、もしくは先端部で、爪が皮膚にあたって違和感や痛みを感じる場合は、テープを使って、爪と皮膚の境界を離してみましょう。軽度の食い込みの場合は、楽になることが多いです。

 

3. コットンケア



コットンを縦長に裂いて細く捻り、爪の先端部の白くなっているところに入れ込んでみましょう。コットンは多すぎず、少なすぎず、爪の下にクッションがあるような感じで心地いい感覚が適量です。指先に力を入れたときに違和感があるようだと多すぎます。決して、爪の先端部の白いところを無理に押し広げるようにギュウギュウ詰めたりしないようにしましょう。捻りコットンは、爪の周りを洗ってから行いましょう。

 

おわりに
強い痛みを伴う巻き爪は、陥入爪(かんにゅうそう)と呼ばれ、爪の周りの皮膚に爪が食い込み炎症が起きている可能性が考えられます。その場合は、まずは炎症を抑えるために、お近くの皮膚科の受診をされることをお勧めします。病院に行くほどでもない軽度の場合は、足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)に相談してみましょう。次回は、巻き爪予防につながるおすすめグッズをご紹介いたします。

 

 

参考文献:
1) 高山かおる.(2016)陥入爪・巻き爪の治療戦略. Monthly Book Derma, 243: 55-62.
2) Lee JI, Lee YB, Oh ST, Park HJ, Cho BK. (2011) A clinical study of 35 cases of pincer nails. Annals of Dermatology. 23: 417-423.
3) Jung DJ, Kim JH, Lee HY, Kim DC, Lee SI, Kim TY. (2015) Anatomical characteristics and surgical treatments of pincer nail deformity. Archives of Plastic Surgery. 42: 207-213.
4) 桜井祐子, 田辺解, 久野譜也. 中高年女性の巻き爪に対する歩行矯正を施した歩行トレーニングの効果に関する研究. 日本臨床スポーツ医学会誌. 27(2), 2019.

5) Bryant A, Knox A.(2015)Ingrown toenails: the role of the GP. Australian Family Physician. 44: 102-105.
6) Heidelbaugh JJ, Lee H.(2009)Management of the ingrown toenail. American Family Physician. 79: 303-308.
7) Sano H, Ichioka S.(2012)Influence of mechanical forces as a part of nail configuration. Dermatology. 225: 210-214.
8) Tully AS, Trayes KP, Studdiford JS.(2012)Evaluation of nail abnormalities. American Family Physician. 85: 779-787.

 

 


桜井 祐子


フットケアスペシャリスト(足のケア専門家)
博士(スポーツ医学)

足の専門店 PEDI CARE 代表(横浜)
足の専門校 SCHOOL OF PEDI 校長(横浜)
一般社団法人日本トータルフットマネジメント協会 理事長
一般社団法人足育研究会 経営企画委員

日本フットケア学会 会員
日本靴医学会 会員
日本臨床スポーツ医学会 会員

足の問題を様々な視点から保存的に改善するために、ドイツ式メディカルフットケア ポドロギーをベースとした角質ケア、足爪ケア、巻き爪ケア、リフレクソロジー、ボディケア、インソール作成、靴調整などのトータルフットケアを提供するフットケアサロンを開設。足の専門家育成のために、医師・看護師・介護福祉士・セラピスト向けにスクールで指導にもあたる。著書に「サロンワークに役立つ実践フットケア」(フレグランスジャーナル社)。 NHK出演、書籍、雑誌執筆、講演多数。

JTFA web: http://www.japanfoot.or.jp
足育研究会 web: http://www.sokuiku.jp/
Salon web: http://www.globalcare.co.jp/
School web: http://school.pedicare.jp/

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア7 first appeared on ビューティーuP.]]>
桜井祐子の連載☆セルフフットケア6 https://www.beauty-up.jp/rensai/rensai5/post-62.html Thu, 30 Aug 2018 11:37:59 +0000 http://beauty-up.opal.ne.jp/?p=583 「セルフフットケア」〜足の爪ケアの仕方 深爪編〜     このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。 第6号では、「足 […]

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア6 first appeared on ビューティーuP.]]>
「セルフフットケア」〜足の爪ケアの仕方 深爪編〜

 

 

このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。


6号では、「足の爪ケアの仕方 深爪編」をご紹介します。

 

 

 

爪先の皮膚から離れた白いところは、爪甲遊離縁(そうこうゆうりえん-free edge)と呼び、爪が長く伸びると切る部分ですね。第4号でお伝えした足爪の理想的な長さや形状(https://www.beauty-up.jp/rensai/rensai5/4.html)は、指と同じ長さで、スクエアオフという形状でしたが、爪甲遊離縁をすべて残らず切ってしまうのが深爪です。深爪をすると、爪の周りの皮膚が盛り上がり、爪がどんどん皮膚の中に埋まってしまい、巻き爪や陥入爪(かんにゅうそう)という爪が皮膚に刺さり炎症を起こす原因になったり、指先に力が入りにくくなり、立った時に不安定になります。

 

 

 

足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)がいるフットケアサロンでは、家庭用の爪切りで爪を深く切り込み、爪の両サイドの切り残しが皮膚に刺さり、痛い→炎症→我慢→どんどん切り込む の繰り返しをしている深爪さんのケアを専門的に行っています。皮膚の炎症がない時に、B/S Spange(ビーエス スパンゲ)というドイツ製の透明な爪補正板を爪に専用接着剤で貼り付けて、皮膚に深く入り込んでしまった爪を埋まらないように持ち上げます。その後に、バラのトゲのような形状になっている爪の切り残しを専用ニッパーでカットします。また、何年も深爪を繰り返し、爪が縮まって伸びなくなってしまった爪には、専用のジェルなどを使って、人工的に爪を理想的な長さや形状に作ることも可能です。皮膚に炎症があり、靴を履くのも辛い痛みがある場合は、皮膚科で治療する必要があります。医療機関やフットケアサロンに行く前に、自分で予防できるセルフケア法があります。

 

自宅でできる「深爪ケア」の方法を3種類ご紹介します。

 

1. 深爪テーピング

 



爪が皮膚に入り込んでしまい、なかなか伸びなかったり、爪の周りの皮膚が硬くなり違和感がある場合は、爪の横の皮膚にテープを貼り、爪から皮膚を引き剥がすように貼ってみましょう。テープは、ドラッグストアなどに売っている伸縮テープで構いません。テープ貼付後、引き伸ばすのは、テープの端から約1.5センチくらいまでとし、テープの端から端まですべてを強くひっぱり伸ばして指に巻きつけると、血流が悪くなるので気をつけましょう。 爪と皮膚が離れることで、食い込みが緩和し楽になることが多いです。

2. 綿棒で爪の周りのケア

 



長年深爪を繰り返していると、爪の周りの皮膚が硬くなったり、甘皮が溜まりやすくなり、爪の伸びが遅くなったり、爪が厚くなることがあります。綿棒に乳液などを塗布し、爪と皮膚の間に溜まった角質や汚れを優しく掻き出してみましょう。お風呂で足や爪周りをブラシで洗い清潔にしてから行うとなおいいでしょう。(第1回連載をご参照:https://www.beauty-up.jp/rensai/rensai5/post-42.html

3. コットンケア

 



爪の皮膚の間を清潔な状態にした後に、米粒大のコットンを耳かきのようなもので隙間に入れ込むと、緩衝材となり、爪が皮膚に埋まらないようになります。コットンの量が多すぎたり、深く入れ込みすぎると痛みの原因になるので注意しましょう。また、長期間入れっぱなしも不衛生なため、こまめに取り替えましょう。

おわりに

深爪を繰り返している方は、是非試してみてください。

炎症を繰り返していたり、痛みが強い場合は、医療機関(皮膚科)へ思い切って足を運んでみましょう。 病院に行くほどでもない場合は、足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)に相談してみましょう。爪の切り方だけではなく、足に合った靴選び・履き方の指導も丁寧に教えてくれるでしょう。

 

参考文献:

桜井祐子, サロンワークに役立つ実践フットケア, フレグランスジャーナル社, 2011

 

 

桜井祐子 yuko sakurai

 

足の専門店PEDI CARE 代表

足の専門校SCHOOL OF PEDI 校長
一般社団法人日本トータルフットマネジメント協会 理事長

一般社団法人足育研究会 経営企画委員 フットケア部会
筑波大学大学院人間総合科学研究科修了 体育学修士

 

足の問題を様々な視点から保存的に改善するために、ドイツ式メディカルフットケア ポドロギーをベースとした角質ケア、足爪ケア、巻き爪ケア、リフレクソロジー、ボディケア、インソール作成、靴調整などのトータルフットケアを提供するフットケアサロンを開設。足の専門家育成のために、医師・看護師・介護福祉士・セラピスト向けにスクールで指導にもあたる。著書に「サロンワークに役立つ実践フットケア」(フレグランスジャーナル社)。 NHK出演、書籍、雑誌執筆、講演多数、現在筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学専攻博士課程にてフットケアの研究活動を行っている。

JTFA web:

http://www.japanfoot.or.jp

 

足育研究会 web:

http://www.sokuiku.jp/

 

Salon web:

http://www.globalcare.co.jp/

 

School web:

http://school.pedicare.jp/

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア6 first appeared on ビューティーuP.]]>
桜井祐子の連載☆セルフフットケア5 https://www.beauty-up.jp/rensai/rensai5/up-5-3-5-brittle-nail.html Sat, 30 Jun 2018 05:27:12 +0000 http://beauty-up.opal.ne.jp/?p=479 「セルフフットケア」〜足の爪の保湿・補強ケア〜 このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。   第5号では、「足の爪の保湿・補強 […]

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア5 first appeared on ビューティーuP.]]>
「セルフフットケア」〜足の爪の保湿・補強ケア〜

このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。

 

5号では、「足の爪の保湿・補強ケア」の方法をご紹介します。

爪がもろくて、割れやすい方は、フットケアサロンでも多くご来店されます。

もろくて割れやすい爪(brittle nail / onychorrhexis)は、男性に比べて女性に約2倍多く発生し、ドイツでの無作為抽出群の調査では、20%の方が経験されているとのことです。1) 2) その原因は、刺激の強い石鹸の過度な使用、乾燥、除光液、甲状腺機能低下症、貧血、神経性食欲不振または過食症、経口レチノイド治療後などが報告されています。3)

 

爪は、第二の皮膚と呼ばれ、皮膚と同じタンパク質・ビタミン・ミネラルが主成分です。手や足の爪は、ケラチンと呼ばれるたんぱく質の層でできています。健康的な爪は、滑らかで強くにごりがない色をしています。爪は、カルシウムでできている!?という声をよく耳にします。確かに、カルシウムも含まれていますが、爪には、わずか0.1%しか含まれておらず、人体に10001200gあるうちの99%は、骨と歯に含まれているそうです。4)

 

爪を強くするために必要な栄養素を下記に示します。5)

タンパク質
動物性タンパク質は、爪に弾力をもたらし、植物性タンパク質は、爪を丈夫にすると言われています。(肉類・魚介類・卵・乳製品・大豆など)

ビタミン群:
 ビタミンA

 抗酸化作用。薄い爪を硬く丈夫にします。
 (レバー、うなぎ、黄色野菜など)


 ビタミンB2

 細胞の再生や成長を促進し、新陳代謝を活発にします。
 (緑黄色野菜:人参、ほうれん草、アスパラガス、果物:りんご、パパイア
  など)


 ビタミンC

 ささくれ予防、肌にハリを与えシミ・シワの予防
 (柑橘類:レモン、オレンジ、ピーマン、トマトなど)

ミネラル

 カルシウム

 健康な歯、骨、爪を形成するために必須の栄養素。+ビタミンD ○
 (乳製品:牛乳、チーズ、豆腐、大豆など)


 鉄

 体内に酸素を運ぶ働き。不足すると爪がもろくなる可能性あり。
 (レバー、ひじき、マグロなど)


 亜鉛

 抗酸化作用、細胞を活性化させる働き。皮膚や爪の新陳代謝を活発にする。
 (魚介類:かき、卵、かぼちゃなど)

 

「足の爪の保湿・補強ケア」の方法をご紹介します。

足の爪ケアの基本は、第4号をご覧ください。

爪が弱いと感じる方には、3種類のケア法をご紹介します。

爪の保湿ケア:
爪が乾燥して割れやすい方には、化粧水を浸透させ水分補給をしましょう。(事前に、爪周りを清潔に洗って、乾燥させます。)


爪の保湿ケアその2
爪により潤いを与えたい時は、ビタミン配合のオイルなどを擦り込むこともオススメです。足の爪周りの皮膚は、靴の中での摩擦によりかたくなったり、不衛生になりがちです。爪に水分と油分が含まれた健康的な状態であれば、トラブルの予防が可能です。少量をしっかり爪に刷り込んで浸透させましょう。


爪周りのマッサージ:
爪の伸びが遅かったり、弱い方には、爪の周りを程よく刺激をしてあげましょう。特に、爪の付け根の部分(爪母)は、爪の成長にとって大切な部分です。押したりして血流を促進しましょう。爪の色は、血流の目安になります。ピンク色の爪が健康的です。

爪の補強ケア:
爪が割れやすくもろい方には、ダイヤモンドハードナーやネイルストレンスナーなどと呼ばれる爪の強化剤を爪に塗ることで、爪が割れにくく保護されます。この時、爪先端部の厚みの部分にも塗ると、亀裂の予防にもなります。もろい爪には、1週間に1度くらいのペースで重ね塗りをしましょう。除去する時は、リムーバー(除光液)を使用することで、取り除くことができますが、爪が弱い方は、その使用頻度を極力すくなくしたり、ノンアセトンリムーバーと呼ばれるアセトンの含有率が少ないものを選ぶことで爪に負担が少なくなります。 通常のリムーバーのアセトン含有率が70%に対し、ノンアセトンリムーバーは、30%で爪に優しいです。補強ケアに追加して、保湿ケアをしたい場合は、爪先端部からオイルを塗布し、爪の下や周りの皮膚に浸透させましょう。

おわりに

足の爪にも保湿?と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。足の爪も皮膚の一部です。歩行時に靴の中で圧迫されやすく、割れたり、厚くなったり、変形したりしやすいです。また、夏の素足にサンダルの時期は、地面からの照り返しで乾燥もしやすいです。日頃から足爪にも丁寧に保湿ケアをして、トラブルを未然に防ぎましょう。

異常に薄くてもろく生活に支障が出る場合には、足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)に相談し、爪補強ケアをお願いしてもいいかもしれません。

 

オススメのケア用品

上から

SNB ダイヤモンドハードナー

http://www.ashi-kutsu-soudan.co.jp/professional/footcare/snb.php

Tip Care Oil

http://www.dunetrading.biz/tipcareoil/index.html

 

参考文献:

1) 西山茂夫. (2002)爪疾患カラーアトラス. 南江堂. p52.

2) James William, Berger Timothy, Elston Dirk. (2005) Andrews’ Diseases of the Skin: Clinical Dermatology. (10th ed.).

3) Rapini Ronald P, Bolognia Jean L, Jorizzo Joseph L.(2007) Dermatology: 2-Volume.

4) 東禹彦.(1997)爪は病気の警報機.祥伝社.P20.

https://www.bibeaute.com/article/11321

 

 

桜井祐子 Yuko SAKURAI

足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)

足の専門店PEDI CARE 代表

足の専門校SCHOOL OF PEDI 校長
一般社団法人日本トータルフットマネジメント協会 理事長

一般社団法人足育研究会 経営企画委員 フットケア部会
筑波大学大学院人間総合科学研究科修了 体育学修士

 

足の問題を様々な視点から保存的に改善するために、ドイツ式メディカルフットケア ポドロギーをベースとした角質ケア、足爪ケア、巻き爪ケア、リフレクソロジー、ボディケア、インソール作成、靴調整などのトータルフットケアを提供するフットケアサロンを開設。足の専門家育成のために、医師・看護師・介護福祉士・セラピスト向けにスクールで指導にもあたる。著書に「サロンワークに役立つ実践フットケア」(フレグランスジャーナル社)。 NHK出演、書籍、雑誌執筆、講演多数、現在筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学専攻博士課程にてフットケアの研究活動を行っている。

JTFA web:

http://www.japanfoot.or.jp

 

足育研究会 web:

http://www.sokuiku.jp/

 

Salon web:

http://www.globalcare.co.jp/

 

School web:

http://school.pedicare.jp/

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア5 first appeared on ビューティーuP.]]>
桜井祐子の連載☆セルフフットケア4 https://www.beauty-up.jp/rensai/rensai5/4.html Tue, 24 Apr 2018 00:58:33 +0000 http://beauty-up.opal.ne.jp/?p=439 「セルフフットケア」〜足の爪ケア(基本編)〜 このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。 私は、普段、フットケアサロンと呼ばれるところで、 […]

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア4 first appeared on ビューティーuP.]]>

「セルフフットケア」〜足の爪ケア(基本編)〜

このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。

私は、普段、フットケアサロンと呼ばれるところで、かかとのケア、爪ケア、そしてリフレクソロジーなどの「足」のケアを専門的に行っています。ご来店されるお客様がご利用される約6割のケアは、「足の爪ケア」です。 お客様が自己流でケアされた足は、爪のまわりの皮膚が痛んだり、爪が皮膚に巻き込んで変形をしてしまったり、分厚い爪になってしまったりなどの状態で、その後、自分ではどうやってケアをしたらいいのかわからない。といったお悩みが多いのです。

4号では、「足の爪ケア」(基本編)の方法をご紹介します。

足爪の理想的な長さや形状をご存知ですか?

足爪の理想的な長さは、指と同じ長さです。また、形状は、「スクエアオフ – square-off」と呼ばれる形です。それはなぜか?をご説明いたします。

1. 足爪の理想的な長さと形状

1に示す通り、足指の末端部の骨(末節骨:まっせつこつ)は、足指の先端部まで至っておりません。 そのため、末節骨がない部分の指先は、やわらかくフカフカしています。足指でしっかり、大地を踏みしめて、力強く安定感のある歩行をするためには、このやわらかくフカフカした部分を「足の爪」が補っているのです。以上の理由から、足爪の長さと形状は、「指と同じ長さ」・「スクエアオフ(四角形の角がとれた)形状」が理想的なのです。

 

足爪のケアの方法(基本編)

1. まずは、足を清潔に洗いましょう。洗い方は、第1号(https://www.beauty-up.jp/rensai/rensai5/post-42.html)をご参照ください。入浴後、もしくは、足浴後に、足を拭き取りましょう。

2. ネイルファイルで爪を削りましょう。


Step1

ネイルファイルは、利き手で優しく持ち、爪の先端部を一方向に、足指と爪が同じくらいの長さになるまで、ヤスリましょう。往復がけはNGです。

Step2

スクエアオフの形状を作るために、爪の角を優しくヤスリましょう。爪の根元から先端部に向かって、ストロークします。角を取りすぎて、ラウンドネイルにならないように気をつけましょう。

Step3:
爪先端部の面取りをしましょう。上から下に向かって優しくストロークしましょう。ストッキングが触れても破れないように、ひっかかりがないようにしましょう。

Step1
31-2週間に1度の割合で行うと、常に理想的な爪の長さと形状を保つことが可能です。

伸びすぎてしまった爪には、足専用の爪切りを使ってもいいでしょう。
足専用の爪切りは、深爪になりにくいような形状の刃先に工夫されています。

爪切りでカットする時も、爪の先端部は、円く切らずに、まっすぐ切ります。この後に、ネイルファイルStep13の手順で爪を整えましょう。


足指と同じくらいの長さ、スクエアオフの完成です。

おわりに

足の爪は、歩行時に靴の中で圧迫されやすく、割れたり、厚くなったり、変形したり、また、不衛生になり感染症になるリスクがとても高いです。日頃から足爪のケアを正しく丁寧に行うことで、トラブルを未然に防ぎましょう。

皮膚の状態に異常を感じる場合は、靴が足に合っているのか? 水虫などの皮膚疾患の疑いはないか? なども考慮に入れ、お近くのシューフィッターや医療機関に相談すると根本改善につながるでしょう。また、自分ではうまくケアできない場合は、足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)にケアをお願いするもの安心ですね。

 

オススメのケア用品

Credo(クレド)マニキュアファイル/ドイツ製

Credo(クレド)足用爪切り/ドイツ製

http://www.sanaru.co.jp/05foot/05_00.html

 

桜井祐子 Yuko SAKURAI

足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)

足の専門店PEDI CARE 代表

足の専門校SCHOOL OF PEDI 校長
一般社団法人日本トータルフットマネジメント協会 理事長

一般社団法人足育研究会 経営企画委員 フットケア部会
筑波大学大学院人間総合科学研究科修了 体育学修士

 

足の問題を様々な視点から保存的に改善するために、ドイツ式メディカルフットケア ポドロギーをベースとした角質ケア、足爪ケア、巻き爪ケア、リフレクソロジー、ボディケア、インソール作成、靴調整などのトータルフットケアを提供するフットケアサロンを開設。足の専門家育成のために、医師・看護師・介護福祉士・セラピスト向けにスクールで指導にもあたる。著書に「サロンワークに役立つ実践フットケア」(フレグランスジャーナル社)。 NHK出演、書籍、雑誌執筆、講演多数、現在筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学専攻博士課程にてフットケアの研究活動を行っている。

JTFA web:

http://www.japanfoot.or.jp

 

足育研究会 web:

http://www.sokuiku.jp/

 

Salon web:

http://www.globalcare.co.jp/

 

School web:

http://school.pedicare.jp/

 

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア4 first appeared on ビューティーuP.]]>
桜井祐子の連載☆セルフフットケア3 https://www.beauty-up.jp/rensai/rensai5/post-54.html Thu, 12 Apr 2018 11:00:04 +0000 http://beauty-up.opal.ne.jp/?p=427 〜かかとのケア〜 このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。 第3号は、「かかとのケア」方法をご紹介します。 前号では、足の保湿ケア(リン […]

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア3 first appeared on ビューティーuP.]]>

〜かかとのケア〜

このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。

3号は、「かかとのケア」方法をご紹介します。

前号では、足の保湿ケア(リンクをはって飛ぶようにする)についてお伝えいたしました。保湿をしてもなかなか綺麗に改善しない頑固な黄色く分厚い皮膚やバサつきが強いかかとの場合は、「角質ケア」を行うことで、クリーム類の浸透がより良くなります。

まずは、なぜかかとは、分厚く硬くなりやすいのかご存知ですか?

もともと足裏の角質は、体の中では最も厚く、顔の約4倍〜100倍ということは、前号(リンクをはって飛ぶようにする)でお伝えいたしました。

私たちが歩行する際に、足が地面に接地するサイクルがあります。

足は、

1. かかとの外側

2. 小指〜432番目の指のつけ根

3. 親指

の流れで地面に接地し歩行を繰り返します。この歩行のメカニズムから、どうしても、かかとの外側、2-4指のつけ根、おやゆびは、硬くなりやすい部位ではあるのです。

しかしながら、過度に硬く、亀裂が入るほどひどいかかとの場合は、かかとが地面に接地した時にふらつきがあったりすることも原因の一つです。

かかとのケア方法

1. まずは、足を清潔に洗いましょう。洗い方は、第1号(リンクをはって飛ぶようにする)をご参照ください。入浴後、もしくは、足浴後に、足を拭き取りましょう。

2. 足に触れる。ケアをする前に、かかとをくまなく触ってみましょう。どこが一番硬くなっていて、薄いところはどこなのか? 硬くなっていない部分を削りすぎるのは良くありません。硬いところと柔らかいところの境界は気をつけましょう。

3. 専用のフットケアファイル(ツーウェイレデューサー)を使用しましょう。フットケアファイルは、紙やすりが2面貼付されているものが多く、粗めの面と細かめの面に分かれています。黄色く分厚くなっている皮膚は、粗めの面を先に使用に、あまり厚くない皮膚は、細かめの面を使用しましょう。

フットケアファイルは、力を入れて強くこする必要はありません。優しくヤスリ面の端から端までを使用し、ストロークを長く、立体的な丸いかかとを形作るようにして足をこすれば、自然にぽろぽろと、消しゴムのカスのような角質が取れてきます。

 

4. 気をつけること

・力いっぱいゴシゴシ往復がけをしない(皮膚の表面が傷つきます。)
・ストロークは長く一定方向に
・一度に削る量は、つまんで柔らかくなる程度にしておきましょう。
・頻度は、1度ケアをしたら、次のケアは最低2週間はあけましょう。
・ハサミやナイフなどの刃物を使用しない。

5. 保湿
ケア後は、必ず保湿しましょう。(第2号ご参照)(リンクをはって飛ぶようにする)角質を削った後に、保湿をしないとかえって皮膚が乾燥しパサつく原因となります。

おわりに

寒い冬が終わり、いよいよ春到来ですね。お洒落さんは、そろそろ素足にサンダルの準備をしているのではないでしょうか。階段などで意外と見られているのが、かかと回りです。ガサガサやひび割れかかとを安全で正しくケアして、美しく健康的な足元を作り上げてください。

皮膚の状態に異常を感じる場合は、靴が足に合っているのか? 水虫などの皮膚疾患の疑いはないか? なども考慮に入れ、お近くのシューフィッターや医療機関に相談すると根本改善につながりやすいことがあります。また、自分ではうまくケアできない場合は、足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)にケアをお願いするもの安心ですね。

桜井祐子 Yuko SAKURAI

足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)

 

足の専門店PEDI CARE 代表

足の専門校SCHOOL OF PEDI 校長
一般社団法人日本トータルフットマネジメント協会 理事長

一般社団法人足育研究会 経営企画委員 フットケア部会
筑波大学大学院人間総合科学研究科修了 体育学修士

足の問題を様々な視点から保存的に改善するために、ドイツ式メディカルフットケア ポドロギーをベースとした角質ケア、足爪ケア、巻き爪ケア、リフレクソロジー、ボディケア、インソール作成、靴調整などのトータルフットケアを提供するフットケアサロンを開設。足の専門家育成のために、医師・看護師・介護福祉士・セラピスト向けにスクールで指導にもあたる。著書に「サロンワークに役立つ実践フットケア」(フレグランスジャーナル社)。 NHK出演、書籍、雑誌執筆、講演多数、現在筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学専攻博士課程にてフットケアの研究活動を行っている。

JTFA web:

http://www.japanfoot.or.jp

足育研究会 web:

http://www.sokuiku.jp/

Salon web:

http://www.globalcare.co.jp/

School web:

http://school.pedicare.jp/

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア3 first appeared on ビューティーuP.]]>
桜井祐子の連載☆セルフフットケア2 https://www.beauty-up.jp/rensai/rensai5/post-45.html Thu, 08 Mar 2018 03:37:49 +0000 http://yspice.sakura.ne.jp/beautyup/?p=274 足の保湿ケア このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。 第2号は、「足の保湿ケア」の方法をご紹介します。 足の裏がガサガサと乾燥しやすい […]

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア2 first appeared on ビューティーuP.]]>

足の保湿ケア



このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で3分簡単「セルフフットケア」法をお伝えしていきます。
第2号は、「足の保湿ケア」の方法をご紹介します。
足の裏がガサガサと乾燥しやすいのには、大きく3つの理由があるのをご存知ですか?

★足の裏が乾燥しやすい理由その1:足の裏には「皮脂腺がない」


  皮脂腺とは、皮脂を分泌する器官で、真皮層にあり、毛穴に開口しています。 皮脂は、毛穴から出て角層の表面に広がり、水分の蒸発を防いで、肌の潤いを守る役割をします。 ご存知の通り、足の裏から毛が生えている人はいませんね。 このように、足の裏には、皮膚を保護するベールとなるはずの皮脂が出ないので、油分が不足しやすく、乾燥しやすいのです。



★足の裏が乾燥しやすい理由その2:足は歩行で「摩擦を生じる」


足は、からだの土台です。 私たちは、靴を履いて歩くことで、足が全体重を一歩一歩、片足で大地を踏みしめながら、からだを支えていますね。 靴ひもの結びが弱いスニーカーやヒールの高いパンプスなどを履くことにより、靴の中で、足は前方に滑り動きます。足が靴の中で前後左右に動き、摩擦が生じることを「剪断(せんだん)」と言います。この剪断圧力が強くなると、皮膚は、保護機能が働き、皮膚を厚くしようという防御センサーが働きます。厚く硬くなった皮膚は、潤いを保ちにくくなり、柔軟性を失い、乾燥し、ガサガサ・ひび割れカカトを作るわけです。



★足の裏が乾燥しやすい理由その3:足は末端のため「冷えやすい」


心臓から最も離れている足は、血行が悪くなりやすいですね。 血流が悪くなると、肌に栄養が不足しやすく、皮膚の再生サイクルがくるいやすくなります。 足を冷やさないような工夫をすることも乾燥対策の一つとなります。
効果的な足の保湿のすすめ


足裏の角質層は、約0.08mm〜最も厚いかかと部は約2mmの厚さがあると言われています。 これは、サランラップ1枚分の厚さがある顔の角質層よりも約4〜100倍の厚さです。 顔と同じ保湿クリームでは、奥まで浸透しにくいですね。 足には、足専用のクリームがオススメです。


保湿クリームの量は、大人の人差し指の一番先から第1関節にのる量で、約0.5gに相当すると言われています(チューブの穴の直径が5mm程度の場合)。これは、1FTU= One Finger-Tip Unitと呼ばれ、大人の手のひら2枚分くらいの面積に塗ることができるそうです(体表面積の約2%)。 足の裏と甲全体を網羅する量は、2 FTUの量に相当します。
クリームは、足全体にやさしく塗布し、しっかりすり込みます。 この時、足の裏の足底紋(そくていもん)と呼ばれる皮膚のしわに沿って擦り込むと浸透が良いです。手に指紋があるように、足にも足紋があるのです。 足裏の角質が極端に厚い方は、適度に削ってから、またパサつきが特にひどい方は、化粧水→ビタミンE配合オイル→クリーム→サランラップやアルミホイルでパックなどの特別ケアを時には行ってもいいでしょう。
1日3分 足をしっかり保湿することで、ひび割れバサつき知らずの弾力がある足裏を取り戻すことが可能です。 手に負えない場合は、皮膚科や足のケア専門店 フットケアサロンのスペシャリストに相談してみましょう。



桜井祐子 Yuko SAKURAI


足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)
医療・介護・サロンフットケア
足のケア専門家 トータルフットケアスペシャリスト養成スクール
(社)日本トータルフットマネジメント協会指定校
足の専門校SCHOOL OF PEDI http://school.pedicare.jp
〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-22-3 伊藤ビル8F
引用・参考
甄 雅ケン, ヒト身体各部位における角層の層数と機能の解析, 1998, http://hdl.handle.net/10097/21567
足専用のクリーム「ジクタボールシリーズ」ドイツ, 株式会社佐鳴
http://www.sanaru.co.jp/05foot/05_02.html
皮膚科Q&A, 日本皮膚科学会
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa39/q03.html

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア2 first appeared on ビューティーuP.]]>
桜井祐子の連載☆セルフフットケア 1 https://www.beauty-up.jp/rensai/rensai5/post-42.html Sat, 03 Feb 2018 10:15:40 +0000 http://yspice.sakura.ne.jp/beautyup/?p=263 第1回 足の洗い方 このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で簡単にできる「セルフフットケア法」をお伝えしていきます。  フットケアスペシャリストとは、足部に生じるタコ・ウオノメなどを除去す […]

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア 1 first appeared on ビューティーuP.]]>
第1回 足の洗い方




このコーナーでは、毎月、足のケア専門家・フットケアスペシャリストが自宅で簡単にできる「セルフフットケア法」をお伝えしていきます。
 フットケアスペシャリストとは、足部に生じるタコ・ウオノメなどを除去する角質ケア、変形した爪や厚くてなかなか伸びない硬い爪のケア、そして、外反母趾や扁平足などの足部変形の予防法であるテーピング、インソール、靴、運動などのケアや提案をする足のケア専門家です。日本では、民間資格ですが、欧米における足病学は、国家資格化されている専門職です。

■ フットケア
 フットケア(foot care)とは、「足の手入れ。足の美容。ペディキュアのようなおしゃれに関することから、マッサージ、外反母趾(がいはんぼし)の予防・治療、魚の目・たこの除去など健康に関することまで、その意味するところは広い。(大辞泉)」と定義されています。
 2015年に、ある調査会社が10代以上の男女約1万人にフットケアの調査を行いました。その調査では、「足になんらかの悩みがありますか?」という質問に「はい」と答えた方が「70%」いたそうです。具体的に、どんな足の悩みがあったかを下記に示します。

質問「どんな足の悩みがありますか?」


1日靴下と靴で隠れている足。コップ1杯の汗をかくと言われている足。歩くと靴の中で前後左右に動き、圧迫されている足。毎日頑張っている足は、1日の最後に優しくいたわってあげてほしい大切なからだの部位です。ビューティーUPの連載では、そんな足に対するセルフケアをあらゆる角度からわかりやすくお伝えできればと思っています。
 足のケア専門家・フットケアスペシャリストが伝える自宅で3分簡単「セルフフットケア」。 創刊号は、「足の洗い方」をご紹介します。

■ 足の洗い方
 毎日お風呂に入っていても、足を「しっかり」洗っている方は、実はとても少ないのではないかと心配しています。「しっかり」足を洗うことは、疲れ・むくみ・冷え・におい・水虫の予防にも繋がります。

ステップ1:足を洗う
 泡立てたソープを柔らかい布に塗布し(または、柔らかい布でソープをしっかり泡立て)、足全体を優しくこすり洗いします。ソープは、少量を泡立てて使うように成分濃度が調整されているため、こする強さは、きめ細やかな泡が汚れを浮き上がらせるため、ゴシゴシと強くこする必要はありません。液体ソープを直に皮膚につけないように注意しましょう。


ステップ2:足指の間を洗う
 足は、足裏や甲だけではなく、足の指と指の間もしっかり手の指を入れ込んで、洗いましょう。特に、中指と薬指の間は、水虫が発生しやすいので、念入りに洗いましょう。

ステップ3:爪の周りをブラシで洗う
 毛先が細く柔らかいブラシで足の爪の周りの溝をブラッシングしましょう。歯と歯の間の汚れを取り除くような感じで、足の爪と皮膚の間の溝(爪溝 そうこう と言います)の汚れや硬くなった角質を優しく取り除きましょう。指と指の間の股の部分をブラッシングしてもいいでしょう。


 ステップ4:洗い流す
 流水でソープをよく洗い流しましょう。

ステップ5:拭き取る
 最後に、柔らかいタオルで水分をしっかり拭き取りましょう。足の指と指の間、そして、爪の周りの溝も丁寧に拭き取ります。水分が残っていると、水分が蒸発するときに皮膚の表面を冷やし、皮膚を守る皮脂膜が作られにくくなったり、残った水分が細菌増殖につながることがあります。


 1日3分 足をしっかり洗うことは、とても爽快感があり気持ちがいいです。是非実践して、足の悩みの解消にお役立ていただけると嬉しいです。来月は、足の保湿の仕方について、お伝えいたします。

引用文献
桜井祐子「 サロンワークに役立つ実践フットケア」 フレグランスジャーナル社, 2011
高山かおる, 「ガサガサかかと」が危ない! 足の手入れが健康寿命を延ばす, 家の光協会, 2016
(社)足育研究会, 動画で見る「正しい足のケア方法」, http://www.sokuiku.jp/ashi-bura.html




☆ 桜井祐子 ☆


足のケア専門家(フットケアスペシャリスト)


足の専門店PEDI CARE 代表
足の専門校SCHOOL OF PEDI 校長
一般社団法人日本トータルフットマネジメント協会 理事長
一般社団法人足育研究会 経営企画委員 フットケア部会


筑波大学大学院人間総合科学研究科修了 体育学修士
足の問題を様々な視点から保存的に改善するために、ドイツ式メディカルフットケア ポドロギーをベースとした角質ケア、足爪ケア、巻き爪ケア、リフレクソロジー、ボディケア、インソール作成、靴調整などのトータルフットケアを提供するフットケアサロンを開設。足の専門家育成のために、医師・看護師・介護福祉士・セラピスト向けにスクールで指導にもあたる。著書に「サロンワークに役立つ実践フットケア」(フレグランスジャーナル社)。

医療・介護・サロンフットケア
足のケア専門家 トータルフットケアスペシャリスト養成スクール
(社)日本トータルフットマネジメント協会指定校
足の専門校SCHOOL OF PEDI http://school.pedicare.jp
〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-22-3 伊藤ビル8F

JTFA web: http://www.japanfoot.or.jp
足育研究会 web: http://www.sokuiku.jp/
Salon web: http://www.globalcare.co.jp/
School web: http://school.pedicare.jp/

The post 桜井祐子の連載☆セルフフットケア 1 first appeared on ビューティーuP.]]>