アジア最大規模の国際美容展示会「コスモプロフ・アジア香港(Cosmoprof Asia Hong Kong)2024」(主催:Cosmoprof Asia Ltd/インフォーマグループ)が2024年11月12~15日、香港で開催された。27回目を迎えた同展示会は「コスモプロフ・アジア」と「コスモパック・アジア」の同時開催となった。
「コスモプロフ・アジア」は11月13~15日に香港コンベンション・エキシビジョンセンター(HKCEC)で開催され、香水・化粧品や洗面用品、ヘアサロン用品など主要化粧品分野の完成品が展示された。「コスモパック・アジア」は11月12~14日に香港のアジアワールドエキスポで開催され、原材料や包装などの化粧品素材が展示された。
2つの展示会には47カ国・地域から2,500社以上、日本からは84社が出展した。また、フランス、ドイツ、日本、韓国、中国、オーストラリアなど18カ国・地域がパビリオンを設置した。
今回の展示会には119カ国・地域から6万975人が来訪し、会期2日目には台風接近による開場時間の変更など影響があったものの、前回開催の2023年と変わらぬ盛況ぶりをみせた。中国を含むアジアからの来場者は引き続き好調だったが、欧州、中東、アフリカなどからの来場者数も顕著に増加した。
世界中の美容産業の最新トレンドが集う「コスモプロフ・アジア」は、1996年に第1回目が開催されると、以降、世界中のバイヤーが来場する国際色豊かな美の祭典として認知され、年々規模を拡大してきた。今ではアジアを代表する一大イベントとして存在感を放っている。新型コロナウイルスの影響により、20年、21年はオンライン開催、22年はシンガポールでの開催(来場者約2万人)となったが、昨年4年ぶりに香港でのリアル開催が実現。コロナ前の2019年の来場者4万人を大きく上回る6万5,000人の来場者が120の国・地域から会場に駆けつけ、香港に美の活気が戻った。
会場では、アメリカやフランス、ドイツ、スイス、トルコ、韓国、日本などがパビリオン出展した。なかでも目立ったのが、韓国パビリオンをはじめとした韓国メーカーの出展数の多さ。480社以上が参加し、初日に行われた「コスモプロフアワード」では多くの製品が最終選考に残り、複数の部門で受賞するなどコスメ大国の存在感を示した。一方、日本からは株式会社プロラボホールディングスや株式会社グラツィア、株式会社銀座ロッソなど80社を超える出展があり、会場でも日本マーケットの存在感を示す形となった。
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